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ミュウミュウ 「原発の外壁が波打っていた」。福島第1原発で協力会社・晨光(しんこう)工業の社員として働く那覇市出身の安田慶人(よしと)さん(37)=福島県浪江町=は同原発4号機タービン建屋の搬入口で鋼材をクレーンで下ろす作業中に東日本大震災の激烈な揺れを体験した。 これまで全く体験したことのない揺れに襲われ、立っていられなかった。普通の建物よりもはるかに頑丈に造られているはずの原発の壁がうねうねと波打つのを初めて見た。「一瞬、みんなパニックになった」。ほかの作業員と共に必死に安全なゲートまで避難し、ぎゅうぎゅう詰めの中、不安を押し殺して指示を待った。 震災発生から2時間後、安田さんらは原発の外に出るよう促され、家に向かった。普段は車で20分だが、この日は2時間かかった。多くの民家が水に流され、道路には地割れが走る。車窓から見える風景は朝までと一変し廃虚のような町並みが広がっていた。 家に帰ると妻と2人の娘は無事だったが、電気やガスなどライフラインは寸断されており、車中でヒーターを使い暖を取って眠った。 12日の1号機建屋爆発や14日の水素爆発が発生した時には原発の外にいたが「ちょっと前まで自分があそこにいたなんて」と信じられない気持ちでテレビを見つめた。 安田さん一家は14日に福島県を離れ、車で妻の実家・山梨県に向かった。「家族が無事でよかったけど、亡くなった人もたくさんいるし、まだ地震のことは振り返れない」。安田さんの震災は終わっていない。【関連記事】 琉球王朝禮楽と西洋音楽 融合 山内盛彬生誕120年演奏会 各市町村も義援金 県、給水タンク輸送へ 慢性疾患の治療へ医師や看護師派遣 県医師会 「一人でも多く」 県内救助犬が出発 福島第1原発「交代要員送って」 保安員は疲弊 東日本大震災:福島原発被害 市民団体「伊方、運転中止を」
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